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フランス菓子 季節&伝統菓子
フレジエ Fraisier
フランスで春になるとお菓子屋さんのウインドーにいっせいに並ぶのは、フレジエFraisierです。 【】 フレジエとは、いちごfraiseを使ったケーキのことです。 サイドはいちごの美しい断面が見えるようになっています。ジェノワーズ(共立てのスポンジ)2枚... -
フランスのパン屋
2019年のクロワッサン食べ比べ
19年の旅で、おいしかったクロワッサンのお話をします。 滞在中あちこちでいっぱい食べましたが、No.1は?(いつもトップ3くらいまで、「勝手にランキング」をやっています) ナントの名店ラ・プティット・ブーランジュリーM.O.F.(フランス国家最優秀職人... -
フランスのレストラン
ジャン・フランソワ・ピエージュJean-Francois Piege
コロナでしばらくフランスへはいけていないので、直近の楽しかったレストランのお話を。 18年の夏に妹と二人で、ミシュラン2つ星「ジャン・フランソワ・ピエージュ」にランチに行きました。 Jean-Francois Piege7 rue d'AguesseauParishttp://www.jeanfran... -
フランス菓子の調理法
火の入った果物のおいしさ
日本の果物は芸術的においしいと思います。いちごに桃、メロン、ぶどうなどなど。そのまま食べて、その味や食感、香りを楽しみます。 でも果物にはもう一つの楽しみがあります。それは、火を入れたときのおいしさです。 りんごのキャラメルフラン熱を入れ... -
フランス料理の調理法
マリネの利点
マリネmarinerという言葉、よく聞かれると思います。 そもそもはラテン語の「mare海」という言葉に由来するのだそう。つまりマリネとはもともとは海水に漬けることです。 海水につけておいしくなるのは、肉、魚、野菜。 (果物をアルコールやシロップなど... -
フランス料理の調理法
ポトフの水加減と水
ポトフのポpotとは、「壷」とか「鍋」というような意味です。フfeuとは火。つまり火にかけた鍋というような意味です。 他にもポテpoteeやポタージュpotageがpotから派生した言葉です。お鍋を火にかけて、ことこと煮て作る料理を思い浮かべることができます... -
フランス料理 スパイス
ティミュットペッパー poivre de Timut
【】 パリのお土産に、そのタダモノでない胡椒を頂いたのは18年の3月のこと。 ラファイエットの食品館で買われたお土産でした。 La route des Indeshttps://www.laroutedesindes.ca/fr/ そもそもはオテル・ムーリスの朝食に出てきて、あまりによい香りだっ... -
フランス料理 きのこ
トリュフの魅力 truffe
【トリュフ、いろいろ】 トリュフは「エロチックで食いしんぼうな回想を蘇らせる」とは、「美味礼賛」で有名なブリア・サヴァランの言葉です。 エロチックかどうかはおいといても、うっとりするような香りに満ちていて、なんとも幸せ。 フランスでは、ペリ... -
フランス料理 果物
赤い果物 fruits rouges
フランスでは、ベリー類の一群を「フリュイ・ルージュfruits rouges 赤い果物」と呼びます。 日本語で蜜柑やオレンジ、レモンなどを、「柑橘類」と呼ぶような感じです。 フリュイ・ルージュと呼ばれるものは、いちご、フランボワーズ、ブルーベリー、ブラ... -
フランス料理 肉
仔羊のおいしさ
【】 仔羊は1歳までの羊で、フランスでは高級料理の素材の一つに数えられます。 背肉はレストランにほぼ必ず登場しますし、腿肉まるごとgigot d’agneauは家庭の日曜日のご馳走です。 ところが、昔むかし、フランス料理の肉料理の中で、私が唯一苦手だった...