カカオバリーのエヴォカオを買いました。
ご案内があったとき、ちょっと意味が分かりませんでした。
「カカオだけから作られるチョコレート72%
カカオ由来以外の材料、バニラもレシチン(乳化剤)も加えていず、
持続可能なSDGsの・・・」
的なことがカカオバリーのサイトには書かれています。
うーん、そもそもフランスのチョコレートは
カカオバター以外の植物油脂を加えた段階で
法律的にチョコレートと呼べなくなるハズですし、
いったい何が違うの???
ホールフルーツチョコレートとは
そこで外部サイトをざくっと検索して
ようやく分かりました。
つまり通常加える砂糖にあたる部分の甘味を
カカオパルプから抽出した甘味成分で作っている、ということだったのです。
つまりすべてがカカオ由来。
だから100%ホールフルーツチョコレート!
なるほど〜。72%というのは、従来の表記の仕方だとそうなる、ということです。
つまりカカオ分(=カカオマス+カカオバター)にあたる部分だけで、72%
通常の72%のチョコの場合、残りの28%は砂糖ですが、
このホールフルーツチョコレートの場合の28%はカカオのパルプ由来の甘味ということになります。
パルプまで使えるからこそ、生産農家にも安定した収益がもたらされ、SDGsに繋がるというわけ!
ふたたび、なるほど〜です。
しかし業者さんに価格を聞くと、ちょっと引くレベル。
電話を持ったまま、1秒ほど沈黙・・・。
しかし、いったん「食べてみたい!」と思ったのに、価格が理由で止めたところで思いは募るだけ。どのみち、私は注文してしまうに違いない・・・。
そうだ、お菓子講座のみなさんもきっと食べてみたいハズ〜!!
というわけで、1秒悩んだ挙げ句、やっぱり注文してしまいました。
ホールフルーツチョコレートの味
食べてみると、
ひゃ〜、すっぱいのです。
カカオ由来の甘味はやはり強くはないのでしょう。
それは上品な丸みのある酸味。そしてじんわりと後から追いかけてくる繊細さ、そしてなんともいえずナチュラルなチョコレートの香りはとてもすばらしく、価格だけの価値はあると感じました。
今月はこのチョコレートを使って、焼き菓子講座をすることにしました。
いまはやりの(といっても、私の中で)タブレットも作って見たいのですが、
「チョコレートの溶解は絶対に40℃を超えてはいけません」とのことなので、ちょっと手強そう。
ひとまず焼き菓子からスタートし、次にタブレットへと進む予定です。