8月の楽しみ ミラベル 

ミラベルとは

ミラベルmirabelleとはスモモの一種で、ふんわり甘く、種離れがよい、可愛いフルーツのこと。

強い風味があるわけでなく、すごく甘いわけでもないのですが、それがまたよくて、なんとも後引く味です。

いえ逆に後に影響しない味だから、ついついのつまみ食いを誘うのでしょうか。大好きな果物です。

8月はフランスでミラベルまっさかりの季節。
ロレーヌのミラベルmirabelle de LorraineにはIGP(地理的保護認証)がついていました。

冷蔵庫を開けてはついついつまみ食い!

ミラベルの加工品

ミラベルのドライ

コメルシーで、ミラベルのドライを買って来ました。

食べてみると、思いがけずビターアーモンドの香りが!(杏仁豆腐のような香り) 

保存料や添加物は一切使っていないとありますので、天然由来の香りです。生にはその風味はありませんが、ミラベルはスモモの一種ということからすると、アーモンドや杏は同じバラ科なので、あり得ることです。

ドライにしている過程で種(=つまり杏仁の部分)から染み出てきたのでしょうか。

(2018年5月)

ミラベルのミ・キュイ

パリでは、こんな加工品を見つけました。作っているのは、ナンシーの会社。

ミラベルのミ・キュイmi-cuit
半分煮えた、という意味です。

食べてみると、少ししゃくっとした食感。甘さはもともとのミラベルの持つ甘味だけのよう。勝手に、プルーンのようなものを想像していたら、全然違いました。そして、やっぱりこれもビターアーモンド香がします。

材料覧には「ミラベル」とのみ。おそらく蒸して、火入れしただけなのでしょう。最初は若干物足りないような気もしていましたが(口が勝手にプルーン的な甘味を求めるから)、慣れてくるとちょっとクセになる味です。

ケーキ、タルト、クランブル、クラフティに。あるいはサレの場合は鶏肉、フォワ・グラ、鴨の胸肉、うさぎ、牛フィレ、ファルスやチーズに。とくにシャンパンに!

とのサジェスチョンが書かれていました。
(2024年3月)

国産のミラベル

23年の8月、果物にとても詳しい友人から、

「岩手産のミラベルがありますけど、要りますか〜?」とびっくりする連絡が!まさか日本でミラベルmirabelleを作っているなんて!

日本へは生は入っていなくて、缶詰のシロップ煮かジャムくらいなのです。
「わぁ〜!! 大阪市内、どこでも取りに行きますよ〜!」
と走っていきました。

ひとまずは食べたいだけ生で頬張り、にんまり。フランスの味とちっとも変わりません。

日本でミラベルが食べられるなんて、なんてうれしいこと。甘くて、ほのかに特有の風味。酸味はあまりなくて、小さく食べやすく、皮ごとパクッと!

ジャムに、タルトにとずいぶんと楽しみました。

緑色の木は、7月のフランスの家庭の裏庭のミラベルの木です。まだ緑のミラベルも8月は黄色く色づきます。

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