フランス人のソールフード的ケーキ!? フォレ・ノーワル


フォレ・ノワールとは?

「フォレ・ノワール」gateau de la foret noireとは、
ドイツのバーデン地方の「シュヴァルツバルトSchwarzwald黒い森(フランス語ではforet-noire)」に由来するお菓子で、アルザスのお菓子です。

ココアのビスキュイ
生クリーム
キルシュ漬けのさくらんぼ
チョコレートのコポー(削りくず)
で構成されます。

パリでクラシックなスタイルのフォレノールを見ることはあんまりないのですが、あるとき、通りのお菓子屋さんにフォレノワールを見つけ、
嬉しくて写真を撮ってしまったくらい!

でも、フォレノワールの組み合わせ(ココアのビスキュイ、生クリーム、チェリー、チョコレート)はフランス人にとって永遠の定番であり、

パティスリーでもレストランのデザートでも繰り返し繰り返し登場し、ずっと生き続けているお菓子なのです。

いつだったか、コルドンブルーの神戸校で、時代の先端のお菓子を教えるシェフに
「一番好きなお菓子は?」と質問したら、帰って来た答えが
「フォレノワール!」
でびっくりした、というお話を、生徒さんから聞きました。
おばあちゃんによく食べさせてもらったのだそう。とてもなるほどと思ったことを覚えています。

ちなみにフランスで唯一と言ってもいいくらいの、生クリームですっぽり覆うケーキですが、
日本人にとっていちごの乗ったショートケーキがお誕生日にクリスマスに、
とても大切なのと似ているなぁと感じています。

元になったシュバルツヴェルダーキルシュトルテとは

そもそもフォレノワールはドイツのバーデン地方のシュバルツヴェルダーキルシュトルテSchwarzwalder-Kirschtorteから来ました。

シュバルツバルトはドイツ語で「黒い森」。アルザスとの国境沿いの地域です。

シュバルツヴェルダーキルシュトルテのデコレーションはこんなふう

ここから先は沖島博美さんの「ウイーンのカフェハウス(河出書房新社」より。
このあたりはさくらんぼの木が多い地方で、キルシュヴァッサーが名産品。19世紀にこの地の農家の婦人がお客をもてなすために、家にあった材料(小麦粉、生クリーム、キルシュ、さくらんぼ)だけで作った素朴なケーキが始まり。チョコレートはオランダから。
ナイフで削った上面のチョコレートは、森の中の落ちた枝を表す。
ドイル菓子にしては軽くて繊細な味であるため、珍しくフランス菓子に取り入れられて、フォレノワールに!

この本のことを教えてくださった、ドイツに詳しい生徒さんによると、
バーデンバーデンには古いカフェがあってそこにいけば向こうの「シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ」が食べられるとのこと!

「シュバルツバルト・シンケン」というハムもあるそうです! 黒い森で飼われていた豚のハムということなのでしょう。食べてみたい!

私の頭はすっかり黒い森🌲に飛び、コロナが終わって、次にフランスに行くときはちょっと足を伸ばし(アルザスからすぐのハズ)、バーデンバーデンに食べに行くことを夢見ています。

私もフォレノワールが大好き!
教室では2月のお菓子基礎講座のメニューで、毎年作り続けています。

チョコレートでもみの木を作るのも、楽しい作業です!

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