フォレ・ノワールとは?
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「フォレ・ノワール」gateau de la foret noireとは、
ドイツのバーデン地方の「シュヴァルツバルトSchwarzwald黒い森(フランス語ではforet-noire)」に由来するお菓子で、アルザスのお菓子です。
ココアのビスキュイ
生クリーム
キルシュ漬けのさくらんぼ
チョコレートのコポー(削りくず)
で構成されます。
パリでクラシックなスタイルのフォレノールを見ることはあんまりないのですが、あるとき、通りのお菓子屋さんにフォレノワールを見つけ、
嬉しくて写真を撮ってしまったくらい!
でも、フォレノワールの組み合わせ(ココアのビスキュイ、生クリーム、チェリー、チョコレート)はフランス人にとって永遠の定番であり、
パティスリーでもレストランのデザートでも繰り返し繰り返し登場し、ずっと生き続けているお菓子なのです。
いつだったか、コルドンブルーの神戸校で、時代の先端のお菓子を教えるシェフに
「一番好きなお菓子は?」と質問したら、帰って来た答えが
「フォレノワール!」
でびっくりした、というお話を、生徒さんから聞きました。
おばあちゃんによく食べさせてもらったのだそう。とてもなるほどと思ったことを覚えています。
ちなみにフランスで唯一と言ってもいいくらいの、生クリームですっぽり覆うケーキですが、
日本人にとっていちごの乗ったショートケーキがお誕生日にクリスマスに、
とても大切なのと似ているなぁと感じています。
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元になったシュバルツヴェルダーキルシュトルテとは
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そもそもフォレノワールはドイツのバーデン地方のシュバルツヴェルダーキルシュトルテSchwarzwalder-Kirschtorteから来ました。
シュバルツバルトはドイツ語で「黒い森」。アルザスとの国境沿いの地域です。
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この本のことを教えてくださった、ドイツに詳しい生徒さんによると、
バーデンバーデンには古いカフェがあってそこにいけば向こうの「シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ」が食べられるとのこと!
「シュバルツバルト・シンケン」というハムもあるそうです! 黒い森で飼われていた豚のハムということなのでしょう。食べてみたい!
私の頭はすっかり黒い森🌲に飛び、コロナが終わって、次にフランスに行くときはちょっと足を伸ばし(アルザスからすぐのハズ)、バーデンバーデンに食べに行くことを夢見ています。
私もフォレノワールが大好き!
教室では2月のお菓子基礎講座のメニューで、毎年作り続けています。
チョコレートでもみの木を作るのも、楽しい作業です!
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