サン・マルスルラン
サン・マルスランチーズはドーフィネ地方(リヨンの東)の牛乳のチーズ。マイルドで軽い酸味とほどよい塩味があり、とても食べやすいチーズです。
もとは山羊乳から作られていたのが、1876年、政令により牛乳によると定められたそう(なぜでしょうね?)
サン・マルスラン地区の農民が自家消費のために作り、残った分だけ村のマルシェで売っていたものが、近隣に大都市リヨン、グルノーブル、サンテティエンヌ、アヴィニヨンなどに供給するように。
サン・マルスラン村に立ち寄ったことがありますが、フレッシュなものから、熟成したもの(黄色く固い)までいろいろあります。小さく静かできれいなところでした。
メール・リシャール印のサン・マルスラン
サン・マルスランは好きなチーズのうちの一つですが、中でもこのメール・リシャール印は別格! リヨンにある有名なチーズ屋「ルネ・リシャール」(メール・リシャールともいう)製です。
ほんとに同じサン・マルスラン!?と思うほど。
つまり熟成が素晴らしいのですが、外皮が黄金色に輝き中身はとろけて、流れそうにまで熟成しています。一度食べたら忘れられない味なのです。
リヨンのレ・アル(中央市場)で買えます。ボキューズさんがメール・リシャール印を紹介してから、火がついたのだそうです。近隣の星付きレストランには必ずといっていいほどありますが、
パリでは見ないのは残念なことです。写真はリヨンに行かれた方のお土産です。ありがたい!