ロワールのぶどう畑に

19年のフランス旅行では、恩師にロワール地方ヴヴレイVouvrayにある葡萄畑に連れていってもらいました。教室の生徒さん方と一緒です。

行き先は、むかし料理学校にいた頃、料理の先生に頼んでぶどう摘みに寄せてもらったことがあるブロー家で、私にとってはじつに23年振りのこと!

そのときは1泊2日で、貴腐菌のついた白の収穫を手伝い、収穫の食卓にも同席させてもらって、ひどく楽しい経験をさせてもらいました。

残念ながら今回はオーナーのブローさんご夫妻はカナダでのワインフェスティバルに出席のために不在で、若いご子息が案内してくださることに。

まず案内されたのはLa butteという新しい畑

ブルグイユBourgeuilにあります。2007年に12ヘクタールの畑を購入して、スタートしたそうです。

樹齢50年くらいの木に、シュナン・ブラン種のぶどうがたわわに実ります。

この年はほんとうに雨が少ない年でした。でも、もう3ヶ月も雨が降っていないのに、葉が青々としているのは、根が地中深くまで達しているからだそう。すごい力です!

(たしかに近隣の畑を見たとき、若木の畑の木は随分としなびていました)

部分的にぶどうが焦げたブリュレbrulée状態になっている(=レーズンみたい)のは、雨が降らないせいではなく、夏の異常気象の高温で44〜45℃にもなったからだそう。

次は醸造所へ

石灰岩の地層をうまく利用して、上からぶどうを入れ、下に絞り汁が落ち、さらに下の階で樽に詰められ発酵・・という仕組みになっています。

カーブ内は一年中12℃で一定です。

さてデギュスタシオンのための建物へ。待ってました!

もともとのヴヴレイVouvrayにある畑は
demeine de la taille aux loupesという名前で、

両方の畑の発泡、白、赤、甘いワインまで次々にたぶん20本くらい試飲させてもらいました。私はすでに6本目くらいから分からなくなってきていて、お連れした方々に向けての説明のフランス語がもう、ぐずぐず・・・。

先生やご友人が食べ物を用意してくださっていて、テラスでのピクニックの始まり!

なんて贅沢な!

おいしいワインと食べ物、静かにゆったり時間が流れ、本当にすばらしい時間でした。

チーズも、地元ロワールものも含め、どれもじつに上質。
忘れられないひとときとなりました。

先生にも、ご同行くださった方々にも、今もとても感謝しています。

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