19年の旅で、おいしかったクロワッサンのお話をします。
滞在中あちこちでいっぱい食べましたが、No.1は?
(いつもトップ3くらいまで、「勝手にランキング」をやっています)
ナントの名店ラ・プティット・ブーランジュリー
M.O.F.(フランス国家最優秀職人章)のFranck Deperiersさんのお店です。
ラ・プティット・ブーランジュリー
La petite boulangerie
1 Place Saint Félix, Nantes
https://www.lapetiteboulangerie.fr
ミッシュにバゲットもおいしかったのですが、秀逸だったのが、クロワッサンです。
おいしい! 口に入れた瞬間、「これは今回のナンバー1かも!!」の予感が。
あっさりめではありますが(甘いのが好きです)、ほどよい甘味。層もほどよく厚く、布のようにしなり、バター香があり、とてもおいしいのです。
そして端正な佇まい。佇まいが美しいことも、私にはちょっと大事なポイントです。
(そして結局やっぱりこのクロワッサンが、この回のナンバー1でした!)
お店は教会前のこじんまりした広場に面し、
人々の暮らしに息づいているパン屋さんの姿を垣間見る気持ちです。なんともしみじみ。並んでいる人に男性が多いのも、いかにも日曜日という感じでよいものでした。
さてではパリは?
たまたま通りかかった、素敵なパティスリー
エトワール・ドゥ・ベルジェ
56 Rue Saint-Placide 75006 Paris
https://www.letoileduberger.fr
店構えと並ぶ製品の感じに惹かれて、買ってみました。
コンパクトな食感で、中の層は布のようなしなり。
大きな期待もせず偶然!とはものすごく得した気分です。
悩みましたが、これが今回の2位!
今回一番たくさん通ったボ・エ・ミ
たまたま借りていたアパルトマンに近かったこともあるのですが、それ以上においしかったのです。お洒落な流行ってるイートイン付きパン屋さん・・・くらいに思っていたら、おいしかった!
ボ・エ・ミ
Bo et Mie
18 Rue de Turbigo Paris
https://www.boetmie.com
襞のようなしっとりした内相で、バターの香もとてもよい感じです。番付は2か3か・・・悩みましたが、結局3番! ぶかっとしたタイプゆえ(端正な姿のクロワッサンが、見掛けというだけでなく、食感においても、好きです)。
しかし2と3は2位タイにしてもいいくらいのおいしさでした。
真っ赤な帯の入ったフランボワーズはお遊びなのかと思ったら、きちんとおいしい。右のブリオッシュ・フイユテ(生地はクロワッサンにかなり似ているようにも思いますが)も、黒いプラリネのクロワッサンもそれぞれとてもおいしいのです。
というわけで、ボ・エ・ミの評価は上々となりました。
さて番外
エルメのクロワッサン・イスパハン €2.9
これはもううっとりため息のおいしさ。やっぱり生地部分がおいしくて!
ローズが強く香り、フランボワーズとライチが、絶妙なタイミングでおいかけてきます。
でもこれは番外。
エルメのクロワッサンはおいしすぎる&これはクロワッサンというよりもまた別のもの&おいしすぎてずるい
(普通、クロワッサンは€1〜1.2の中、€2.9は比べてはいけない存在だと思うのです)
よって、番付には入りません!!