たんぽぽ pissenlit
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フランスに春を告げる食材タンポポ pissenlit
フランスでは春になると、マルシェにどんとタンポポの葉っぱが積み上げられます。それは、まさしく「セイヨウタンポポ」の葉っぱ。
「どっかの森で採ってきたんじゃないの!?」
と思うくらい!
ベーコンを炒め、ヴィネガーでじゅわっと旨味をこそげ、クルトンと一緒にサラダにするのがスタイル。
やってみると、それでも苦い! どうしてもこうしても苦い。
ますます「どっかで採ってきたんじゃ・・」
とずっと思っていました。(もちろんそんなことはありません」)
写真のタンポポはパリのビオマルシェで、料理教室のために買ったもので、3株ほどで6.5ユーロ(1000円越え)! びっくりの高さです。
「その辺に生えているのじゃないのか、たんぽぽ!」と三度思います。
日本でも注文すると、栽培された緑色のタンポポの葉っぱを買うことができます。さして苦くはなく、サラダの葉っぱとして食べられます。
タンポポは「おねしょ」!
たんぽぽはピサンリpissenlitといい、なんとなく美しい響きがありますが、
pisser(おしっこをする)+en lit(ベッドで)、つまり「おねしょ」という意味です。
利尿効果があることから来た名前ですが、ダンデリヨンdant-de-lion(ライオンの歯)という正式名称があるのに、なぜか料理の中ではわざわざピサンリを使います。
遮光栽培のタンポポ
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このタンポポは遮光して軟化栽培したもの。
輸入の業者さんから取りよせた、フランス産です。
通常の緑の葉っぱのタンポポよりも、はるかに柔らかく、はるかに苦みが少ないものです。
料理講座では、リヨン風サラダsalade Lyonnaiseにしました。リヨン風はタンポポサラダの1種で、タンポポ、ベーコン、クルトンに、落とし卵を載せます。ベーコンの脂で味が少し丸くなり、流れる卵のおかげでさらにおいしくなります。
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もちろん国産も!
もちろん国産の
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