タンポポの葉っぱ pissenlit

たんぽぽ pissenlit

パリ・ビオマルシェで買ったタンポポ(18年4月)
たんぽぽのサラダ salade de pissenlit

フランスに春を告げる食材タンポポ pissenlit

フランスでは春になると、マルシェにどんとタンポポの葉っぱが積み上げられます。それは、まさしく「セイヨウタンポポ」の葉っぱ。
「どっかの森で採ってきたんじゃないの!?」
と思うくらい!


ベーコンを炒め、ヴィネガーでじゅわっと旨味をこそげ、クルトンと一緒にサラダにするのがスタイル。
やってみると、それでも苦い! どうしてもこうしても苦い。
ますます「どっかで採ってきたんじゃ・・」
とずっと思っていました。(もちろんそんなことはありません」)

写真のタンポポはパリのビオマルシェで、料理教室のために買ったもので、3株ほどで6.5ユーロ(1000円越え)! びっくりの高さです。
「その辺に生えているのじゃないのか、たんぽぽ!」と三度思います。

日本でも注文すると、栽培された緑色のタンポポの葉っぱを買うことができます。さして苦くはなく、サラダの葉っぱとして食べられます。

タンポポは「おねしょ」!

たんぽぽはピサンリpissenlitといい、なんとなく美しい響きがありますが、
pisser(おしっこをする)+en lit(ベッドで)、つまり「おねしょ」という意味です。
利尿効果があることから来た名前ですが、ダンデリヨンdant-de-lion(ライオンの歯)という正式名称があるのに、なぜか料理の中ではわざわざピサンリを使います。

遮光栽培のタンポポ

このタンポポは遮光して軟化栽培したもの。
輸入の業者さんから取りよせた、フランス産です。
通常の緑の葉っぱのタンポポよりも、はるかに柔らかく、はるかに苦みが少ないものです。

料理講座では、リヨン風サラダsalade Lyonnaiseにしました。リヨン風はタンポポサラダの1種で、タンポポ、ベーコン、クルトンに、落とし卵を載せます。ベーコンの脂で味が少し丸くなり、流れる卵のおかげでさらにおいしくなります。



この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URL Copied!
  • URL Copied!

この記事を書いた人

フランス料理・製菓教室アトリエ・イグレック(大阪市)主宰。
滞仏経験に基づくフランスのトータルな食文化を紹介している。
エッセイ、取材本、レシピ本、翻訳本など。
・小麦アレルギー対応の米粉によるお菓子作りのレシピ開発と教室
・パンの業界紙に取材記事やフランスの焼菓子エッセイを連載
・パン・ド・ロデブ普及委員会 事務局長・理事
・(一財)藤井幸男記念・教育振興会 理事