今年もどうぞよろしくお願いいたします! 一年間、みなさまと楽しくお菓子作りが出来ますように!
フィユタージュの伝統菓子① パルミエ palmier
パルミエpalmier
とは、椰子の木という意味です。
日本では、「源氏パイ」という名前のほうが、通りがいいですね!
フィユタージュ・ノーマルを折りますが、途中からは、打ち粉の代わりに砂糖で折っていきます。
これまではガレット・デ・ロワの残り生地で作ったりもしてきましたが、さほど大きいサイズも取れないし、何より「砂糖で折り込みパイ生地を折る」ができません。
今回は、真剣モードで伝統菓子のパルミエに取り組んでみようかしら!!と思っています。
口の中でパリパリサクサクと生地が砕け散り、これぞフィユタージュという感動が味わえます。
(というのも、ついこの前認定講座でご紹介して、あらためて伝統菓子のおいしさに気付かされたから!)
*右側のちょっと焦げすぎは、黒糖バージョン。これもまた捨てがたしです。お好みで選択可能にします。
フィユタージュの伝統菓子② コンヴェルサシオン conversation
コンヴェルサシオンは、「会話」という意味。これもまたフィユタージュを使った伝統菓子です。
かつてはこれも、ガレット・デ・ロワの切れ端で作ったりしたこともありましたが、切れ端くらいではきれいには作れず、このお菓子のためフイユタージュを折り、薄くのばし、慎重に作ります。ガレット・デ・ロワを作っている「ついで」くらいの気持ちだと、暴れて、なんともガタガタな出来に!
というわけで、やっぱり今回はちょっと真剣モードでコンヴェルサシオンを作ろうかと思っています。
ポンポネット型のほうが可愛いですね。これまたちょっと焼きすぎで(カリカリでおいしいのですが)、当日はもう少し白く焼き上げます。
フィユタージュの伝統菓子③ ショーソン・イタリアン chausson italien
ショーソン・イタリアンは、おそらくイタリアのスフォリアテッレにインスピレーションを得て作られた、フランスのお菓子です。味わいはちょっと違っていて、フィユタージュなのでもっとハラハラ。
最初に習ったとき、
「何だこれ〜!?」しかも、フランス菓子を勉強しているのに、なぜイタリア!?
と思っていたのですが、ミラノに行って、疑問は氷解。イタリアにそんな感じのお菓子があったのです。なるほど!
フィユタージュを巻きあげて、薄くスライス。これを楕円形に伸ばし、中にフランジパンヌとレーズンを詰めて焼きます。なかなかにユーモラスな形で、最初に見たときはほんとにびっくりでした。懐かしく思いだしながら、久し振りに作ってみます!
(完成写真を忘れてしまいました・・これは途中の巻き巻きと成形の方法)
そして切れ端からは、伝統菓子④アルレットArletteが作れます。ぐるぐる渦巻きの、可愛く、パリパリのお菓子です。
構造
組み立てはこんなふうです。
・パルミエ:パルミエ専用のフィユタージュ・ノーマル 途中から砂糖で折り込みをして、パルミエの成形。きれいな層がでるように、しっかりと折りましょう!
・コンヴェルサシオン:フィユタージュ・ノーマルにクレーム・ダマンドを入れフィユタージュで蓋をして、グラス・ロワイヤルをかけて、焼成。
・ショーソン:フィユタージュを巻き上げて、渦巻き模様になるよう伸ばし、中はフランジパンヌ
こんなことが学べます
・フィユタージュ・ノーマルと砂糖の折り込みの仕方
・パルミエを綺麗に開かせるための成形の仕方
・コンヴェルサシオンの組み立て。慎重にやらないと、爆発的に膨らんで、大変!
・フランジパンヌの作り方
・ショーソンイタリアンの成形の仕方
毛足の長いセーターは、自分の生地だけでなく、同じテーブルのほかの方の生地にも毛が入り込みます。上から何か羽織ってくださるよう、袖は出ないように、お願いいたします。
おまけ フィユタージュのフラン
先日のチョコレートのガレット・デ・ロワのときに準備した、デモ用のカカオのフィユタージュ生地があります。
これを使って、大きめブリオッシュ型に敷き込み、グロレさんのフランのように、焼いてみます。カカオ味のフィユタージュ味のおいしさとやっぱりおいしいフラン生地の組み合わせは、なかなかです! デモのみで、ご紹介します。
もう一つ ピーナツのお菓子
ちょっとこれは間に合うかどうか!?
なのですが、私をはじめ、うちの生徒さんは台湾の
花生酥(ホワシャンスと読むらしい)
が大好き!
コロナ前は誰かが台湾に行くと、買って来てくれて、わいわい言いながら頻繁に食べていました。
最近また頂戴して、もういっそのこと作れたら楽しいのに〜と思い、挑戦してみたいと思っています。
間に合わなかったら、翌月持ち越しです。
翌月持ち越し、決定しました。ごめんなさい!(1/21)
レッスン詳細
レッスン日 | 1月24日(金)13:00〜17:00 1月25日(土)10:00〜14:30 *血糖値を上げすぎないための野菜付き |
定員 | 各回7名様 |
受講料 | 9000円(会員価格と初回お試し価格) *2回目以降のビジター料金10000円 |
内容 | デモ、実習、ご試食 |
持ち帰り | パルミエ15枚、コンヴェルサシオン(6cm×3個)、ショーソン5〜6個、アルレット |
予約締切 | 前日の15時 *材料が間に合わない場合はお断りさせていただくことがあります。こちらよりメールにてご連絡差し上げます。 |
フィユタージュの性質上、あまり強い暖房が掛けられません。温かい格好でおこしくださいませ。
コックコート、割烹着、ウインドブレーカー、カイロ、ブーツなど有効です。
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